1. なぜGoogleマップで集客はできるのか？
スマートフォンで「地域名＋整体」とGoogle検索するお客様が、あなたのお店を選ぶ最初の窓口、それがGoogle検索結果の上部やGoogleマップに表示されるGoogleビジネスプロフィールです。
Googleビジネスプロフィールの情報は、お客様が感じるお店への第一印象に大きな影響を与えます。店舗情報を放置したり、誤った運用をしたりすると、知らないうちに集客機会を逃してしまいます。
また、巷にはGoogleビジネスプロフィールの表示ランキングに関する情報が溢れています。一体、どの情報を参考にすれば良いかわからなくなりますよね。
そこで本記事では、裏技やハックという観点ではなく、Googleの公式ガイドラインを根拠に、治療院・サロンがGoogleマップ検索で「選ばれる」状態を作るための最初の一歩と、3つの必須設定を解説します。
2. まずここから！集客の土台となる「ビジネスのオーナー確認」
Googleビジネスプロフィールの最適化に着手する前、まずはオーナー確認を済ませる必要があります。これが完了していなければ、あなたのお店情報は検索結果に表示されないリスクがあります。
オーナー確認とは、あなたがそのビジネスの正式な代表者であることをGoogleに証明するプロセスです。これが完了すると、Googleビジネスプロフィールのすべての編集権限を得られ、これから解説する設定が可能になります。
「ビジネスのオーナー確認：これにより、ビジネスを代表する権限があることが Google に通知され、検索結果に表示される可能性が高くなります。」 – Google公式サイトより引用。
「ビジネスのオーナー確認」の方法は、こちらのGoogle公式「Google でのビジネスの確認」をチェックしてみてくださいね。
3. ローカル検索の仕組み：Googleが重視する「3つのランキング要因」
オーナー確認を済ませたら、Googleがランキングを決める3つの要因を意識して最適化を進めます。
- 要因1：関連性：検索語句とビジネス情報がどれだけ一致しているか。
- 要因2：距離：検索ユーザーの現在地からの距離。
- 要因3：視認性の高さ：ビジネスの知名度、レビュー、ウェブでの情報量。
それぞれの要因について、Google公式ガイドラインを見てみましょう。
関連性とは、検索語句とビジネス プロフィールが合致する度合いを指します。ビジネスについてのより的確な情報を提供すると、リスティングと検索語句との関連性を高めることができます。
ふむふむ…ユーザーが検索時に入力したキーワードと、Googleビジネスプロフィールに掲載している情報がどれだけ一致しているのかということですね。
距離とは、検索しているユーザーから各ビジネスまでの距離を指します。お客様が現在地を共有していない場合は、Google が現在地について把握している情報に基づいて検索結果が表示されます。
「東京駅周辺で検索したユーザーには、東京駅周辺のお店を紹介するよ」ってことですね。
知名度とは、ビジネスがどれだけ広く知られているかを示します。知名度の高い場所は、検索結果に表示される可能性が高くなります。この要素は、ビジネスにリンクしているウェブサイトの数やレビューの数などの情報に基づいて決定されます。クチコミ数が多く評価の高いビジネスは、ランキングが高くなります。
ここでもやっぱりクチコミは大切！
オーナー確認が終わったあとは、Googleビジネスプロフィールの情報を充実させていきましょう！
4. ランキングの土台「お店の情報と写真」を充実
集客を始めるための最も基本的な設定です。 情報が不足していると、Googleは「よくわからないお店」と判断し、上位に表示してくれません。Google公式ガイドラインでは、ビジネスの情報が正確で、できる限り充実していることを求めています。
「ビジネス情報の内容が充実していて正確なほど、ローカル検索結果に表示される可能性が高くなります
＜中略＞
ビジネス プロフィールにできるだけ多くのビジネス情報を入力してください。」 – Google公式サイトより引用。
お店の情報
Googleビジネスプロフィールのお店情報を充実させていきましょう。
ビジネス名（店舗名）、正確な住所、電話番号、店舗のウェブサイトや予約サイト、お店のサービス内容の説明ほか、駐車場のあり/なしや Wi-Fi の利用あり/なしなどの情報も含め、詳しく掲載することが重要です。
写真や動画
写真や動画の追加もしていきましょう。
お店の外観や店内の写真、サービス提供している写真や動画を追加することで、お店の魅力が伝わりやすくなり、Googleビジネスプロフィールをみたお客様があなたのお店に行きたくなる可能性が高まります。
店舗の外観、商品、サービスの写真または動画を追加して、顧客にとってより魅力的なビジネス プロフィールを完成させることができます。店舗の外観写真を追加すると、来店するユーザーが店舗を見つけやすくなります。 – Google公式サイトより引用。
Google公式ガイドラインによれば、店舗の外観、店内の写真、サービスの写真、経営陣やスタッフの写真は、それぞれ最低でも3枚ずつ追加することが推奨されています。
また、写真の解像度は、720×720ピクセル以上の品質の写真を推奨しています。ぼやけた写真や暗い写真は使用せず、明るく高解像度な写真で店舗の印象を高めましょう。
5. 予約機会を逃さない「予約ボタン」を用意
Googleマップを通じて、あなたのお店のビジネスプロフィールを見つけたお客様が、そのまま予約できる導線を用意します。
Googleビジネス プロフィールでは、お店のホームページへのリンクほか、予約サイトへのリンクも追加できます。ワンタップで予約画面に直行できる導線の用意が、予約の取りこぼしを防ぎます。
6. 評価を高める「クチコミ」
クチコミは、新しく訪れたお客様が、予約を決める際の強力な判断材料です。
ビジネスにリンクしているウェブサイトの数やレビューの数などの情報に基づいて決定されます。クチコミ数が多く評価の高いビジネスは、ランキングが高くなります。 – Google公式サイトより引用。
Googleガイドラインにおいても、レビューの数と評価の高さを重視しており、さらに投稿された口コミには必ず返信することを推奨しています。
クチコミ投稿を顧客に促し、クチコミ件数を増やすことをしながら、悪いクチコミにも「次回は改善します」という誠実な姿勢で返信しましょう。この誠実さが、クチコミを見ているすべての人に伝わり、お店の評価をさらに高めます。
7. まとめ：Googleのルールを知り、集客を自動化する
Googleビジネスプロフィールの最適化に裏技やハックはありません。Googleガイドラインに沿ってお客様の利便性を高めるというシンプルな原則に基づいています。まずはオーナー確認を済ませ、その後、お店の情報を充実させていきましょう。
さらにGoogleビジネスプロフィールからお店の予約サイトへの導線を用意することで、あなたのお店は、Googleマップ検索で「見られ」「選ばれる」状態になります。
ネット予約という、最もスムーズな予約導線をGoogleビジネスプロフィールに設定することで、予約の取りこぼしを防ぐことができます。Googleビジネスプロフィールからの集客をスムーズにしていきましょう。
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